秘境で「焼き畑」を守る87歳の女性!!!

1月28日に録画撮りしていた、 
NHK BSプレミアム 『クニ子おばばと不思議の森』
を昨夜、やっと観ました。

素敵な女性は「椎葉クニ子」さん(87歳)です。
平家落人伝説で名高いこの椎葉の里で、森を若返らせる「焼き畑農業」を続けています。この農法を伝承しているの日本でただ一人だそうです。

秘境と呼ばれる宮崎県・椎葉村は九州山地の真ん中にあります。
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毎日、野草や木の芽などを摘みながら足取りも軽く、山中を歩き廻る姿には驚きました。
記者に語る「言葉」に沢山のことを教えられたり、感動したり!

NHKが特殊撮影を駆使して描いた「椎葉の四季とクニ子さんの暮らし振り」は、
山の自然とともに生きてきた人間本来の姿が見えてきます。
一時間半はあっという間でした。

クニ子さんの口からはこんな言葉が!

この山では「火と塩と水」があれば世渡りできる。
お金は一銭もいらんよ。


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クニ子さんの山歩き姿
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夏になると山に火を放ち「焼き畑」を作る。
毎年焼く場所を変えながら少しずつ畑を作り、4年収穫したら放置して森に返す。
そして30年周期で山全体を一巡する。

焼き畑で4年間収穫するものは
1年目は 「蕎麦」
2年目は 「ひえと粟」
3年目は 「小豆」
4年目は 「大豆」

後は、畑は森に返っていく

明日の天気は?
クニ子さんは家の前に立ち、耳をすまし、空を見る。
山を焼く「火入れ」の時期は
「私たちは虫の声、山の鳥の声、空の雲行きだけで判断します。
奥山で山鳩が「オヤ~オ、オヤ~オ」とものすごく鳴くと明日は必ず雨が降る」。
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火付け
30年経った山の木は伐採し、焼き畑にする。
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蕎麦の種まき
まだ煙がくすぶっている時に蕎麦の種を蒔く。
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ほうきで掃く
ほうきで軽く掃くだけで蕎麦は土を被る。
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みんなで種を蒔いたり、掃いたり
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予想通り、次の日は雨が降りました。
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朽ちる前に切られた木々は、すぐに新たな芽を出し新たな循環が始まります。
人が焼いて「かく乱」することで、森は若返り、畑の作物だけでなく、
山菜やきのこなどさまざまな恵みを生み出します。
かつては日本中が森を再生するための「焼き畑」を行っていました。

クニ子さんは、この山で暮らすため、代々伝えられた焼き畑用の 「種」を残しています。
山の神に祈りを捧げて火を放ち、「焼き畑」の恵みを日々の糧としています。
草木や、土の中の生き物たちと同じように、
人間が自然の循環の一部となって暮らす最後の風景がここにあります。

蕎麦の芽
三角形の蕎麦の種の何処かの角が土についていれば芽がのびる。
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「なんの作物でも適作というものがありゃせんですか。
私が守ってきた種(クニ子さんによれば「原始の種」)は、この土地にあっとるから。
1年でも焼畑をやめたら、もうその種がなくなることになるでしょ。
それに、日本で焼畑はここだけ。よけい守らにゃならん」。

蕎麦の双葉
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蕎麦畑のクニ子さん
火入れから35日で花が咲き、二ヵ月半で食べられる。
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二年目の焼き畑にはアワやキビが実ります
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火入れから1年、2年、10年、30年の山
山が地力を回復するまで約25年。
再びヤボ伐り(木の伐採)の日が来るまで森は静かに育つ。
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毎年、蕎麦、ヒエかアワ、小豆、大豆が実る4枚の畑が1セットで山に点在している。
実は焼畑は1箇所ではなく、毎年、1年目の蕎麦畑と、2年目のヒエかアワの畑、
3年目の小豆の畑、4年目の大豆の畑の世話をすることになる。

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「イモゴ土」に、びっくり!!
クニ子さんは山を歩きながら、真っ赤な大昔の火山灰を削り取ります。
手の上でころがし団子状にしたものが「イモゴ土」です。
それを食べながら「美味しいよ!」と、記者にも勧めるクニ子さん。


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どんな凶作の時もこれを蕎麦団子に混ぜれば、飢えたものはいない。
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クニ子さんのお産の話には驚きました。

22歳で駆け落ち、結婚。
明治の半ばに建てられた格式の高い家。
三世代14人家族だった。
クニ子さんは6人の子(女5人男1人)を出産。
二番目の子は一人で出産したと、当時の様子を淡々と話された。
クニ子さんの後ろに見える立派な箪笥は200年杉で作ったもの。

「あの日は、生憎両親も家族もみんな畑に出ていて、私一人だった。
親子で繋がっている長いへその緒は、自分側と子ども側の双方を糸で結んで、
いろりの火で焼いて切ったのよ。
じりじりと焼けてねえ。カリカリになったよ。」

「医者も産婆もいないこの村では、安産のためにお腹を大きくするなと、代代教えられてきた。
血の塊を大きくしないように、毎日お腹を押したり、寝る時は上を向いて寝ない。
タンスの角に身体を寄せて窮屈な姿勢で寝るのよ」

「人間も自然の動物と同じ、森に生きる生きモノよ。
昔の人の言う通りにしていたら医者は要らない」
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クニ子さんは87歳とか!山歩きが元気のもとかな 
それにしても、山の広さがどのくらいあるのか、見当がつきません!
「歩け、歩け」は、見習いたいものです。

蕎麦は荒れ地でも育ち、約70日で収穫出来るそうです。
都会のベランダで育てて見ようかな・・・?
 ・・・
さて、コンクリートのビルに囲まれた東京で、いかように長生きできるか? 

  爺さんと二人で頑張ろう!
            クニ子さんから「力」をもらいました。
 
      
           
           心に残る番組でした。



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この記事へのコメント

あざみ
2012年02月19日 18:01
私もこのテレビみました。
感動しました。87才とは思えないお元気なお身体
前向きな考え方、圧倒されました。
やはり日頃から体を動かしている人は違いますね。
まして山ですから。
少しは見習わないとね と思いました。
人間はともすると楽な方へ楽な方へと転がっていきます。
体も心もですが、71歳なんてまだまだクニ子さんから見たら
若い若い。頑張りましょう!
桃子
2012年02月19日 19:23
感動しました!
毎日一生懸命頑張っている現代人の我々は一体
何のために生きているのかと考えさせられました。
どこまで頑張っていくのかな…と。

いつも素晴らしい内容を読ませていただき、
本当にどうもありがとう。。。
2012年02月19日 19:55
椎葉村は本当にすごい秘境ですね。
こんな所でも人が住んでいるなんて信じられない。
ひ弱な現代人は大いに見習わなければいけないですね。
焼き畑農業今でも遣っておられるなんて凄い。
自然農法から作った食物だから、
身体には一番いいのでしょう・健康で羨ましい。
2012年02月19日 22:25
我が実家も四国に山を所有・・・放置しています(汗)
祖母が亡くなった後は枝落としも植林も滞ってしまいました。
蕎麦、kari も育ててみたいと思いました。
2012年02月20日 01:15
スゴーイ!!
自然との一体化、よいことだと思いつつも怠け者の私にはとてもとても
出来ません。
農薬にまみれた、そして放射能に汚染された食品を食べなきゃなりませんね。
テレビ見てなかったから、ありがとうございました。
2012年02月20日 10:48
あざみさんもご覧になったのですね。
あざみさんはクニ子さんに似たところがいっぱい
負けてはいませんネ!
おっしゃる通り、人間は楽な道を選ぶと、やっぱり駄目な方へ・・・。
ひろピーもあざみさんのように「まだまだ、若い若い!」と
頑張りま~す。
2012年02月20日 10:54
感動していただいたとは嬉しいこと
世の中、素敵な生き方をしている人が大勢いますね。
そんな人との出合いで頂いた、知恵や力を自分の人生に
少しでも生かせたらと思います。
桃子さんも頑張り過ぎないで、
心に余裕を持ちながら、楽しくネ!
2012年02月20日 10:59
秘境での生活は、これからますます大変だと思いますが
淡々と語る、クニ子さんを拝見していると、
永遠に続きそうな錯覚さえ覚えます。
動物と同じように自然と共に生きる、は夢の夢ですね。
健康で生きるために、何か一つでも学びたいものです。
2012年02月20日 13:38
山も手を入れ育てないと駄目のようですね。
わが故郷の山も、放置したままです
料理上手なkariさん、
蕎麦を育てて、是非《手打ち蕎麦》を!
二ヵ月半で収穫とは、ひろピーも興味津津です。
2012年02月20日 13:49
テレビのようにはいきませんが、
「スゴーイ!!」のお言葉、同感です。
自然を守り、代々伝えていくことが如何に大変で
大切なことか・・・。
学ぶことが沢山ありました。
農薬、放射能、見えない汚染、、、と、不安いっぱいの今。
健やかに生きることが難しくなってきましたね。
2012年02月20日 21:08
自然の中で自然の理にかなった生き方をされているんですね。
まさに自然との共生。見事です。
何だか自分が恥ずかしくなります。
でも、自分にだってできることはあるはず!
私には畑も山もありませんが、
もし87歳まで生きれたら、一つぐらい
若い人に「すごいね」って言ってもらえることがあるよう
生きたいと思います。


2012年02月21日 14:18
sironさん、短いようで長~い人生、
誰にも一つくらいは自分しか持っていない
「すごい!?」ことがあると信じます。
一生懸命生きていれば、きっと
sironさん、「元気で長生き」頑張りましょうね
2012年02月21日 15:23
今日は。
懐かしい名前です!
私がご一緒に福祉関係の活動していた先生で今は亡き方のお里だったのです。
お子様にふる里の名前を「椎葉」と名付けられ、
椎葉が・・椎葉がと聞かせていただいてました。
直ぐにそのことを思い出しました。
ふる里のお話をよくして下さいました。
懐かしい山里を見せていただきました。
saeko
2012年02月21日 20:16
こんばんは。
クニ子おばあちゃん、凄くて強い方なんですね。
なんだか、あっち痛いこっち痛いと言ってる私の方が
まるでおばあちゃんです。
そっかぁ~ 昔の人の言うとおりにしてたら、病気知らずだったんですね。
もっと早く知っておくべきでした。
大自然と向き合うクニ子さん、素晴らしい方です。
蕎麦は70日で収穫出来るのですか。
これも、初めて知りました。
出産も一人で・・・ 強いですね。
なんだか、とっても感動しました。
2012年02月21日 21:53
こんばんは。 
人間ってこの様にして生きていける力が備わっているのですね
それを使わず、楽な方え楽な方え流れて行ってしまう。
原発が無ければ生きていけない様な我々、考え直さなければ
いけない時に来ていますね。
イモゴ土ってどんな味なのでしょうね。
2012年02月22日 00:11
現代の椎葉はどうかわかりませんが、ひと昔前の椎葉の人々は
「のさらん福は願いもうさん」と言って、神様から貰う恵み以上の物を貪欲に追い求めむさぼるようなことは願わない。という生き方をされる方が多かったそうです。
欲ばかり大きくて少しの労力で大きな富を期待しては躓く私にはとても新鮮でした。
2012年02月22日 08:47
やろいさんのお知り合いの方のお子さんの名前が
「椎葉」とは!
故郷への思いが深い方っだったのですね。
世の中広いようで、狭いのですね。
秘境の里を懐かしんでいただき、よかったです。
2012年02月22日 08:57
saekoさん、ひろピーもあちこち故障だらけの身体です。
クニ子さんの強い精神力には圧倒されましたが、
何だか元気をいただきました。
寒い北海道で、カメラ片手に前向きに頑張っていらっしゃる
saekoさんだってクニ子さんに負けてはいません。
ご無理をなさらず、楽しく、頑張って下さい。
お互い感動の心を持ち続けながら!
2012年02月22日 15:49
こんにちは~
大自然の恵みを大切にりりしく生きておられるク二子さん
の姿に感動しました、テレビは見てなかったので素晴しい
お話を読ませてもらいながら私も元気貰いました。
田舎育ちなので焼畑農業は知ってましたが、こんな山の上
で素晴しい生き方考えをなさっておられるのに驚きと頭が
下りますね、
感動するお話を有難う、お邪魔させて貰い良かったです。
2012年02月22日 19:38
はるわかさん、おっしゃる通りです。
人間は一度便利なものを使い、楽な生活を始めたら
後戻りはなかなかできませんね。
でも、このような生き方も出来るということ、
考えさせられました。
イモゴ土、お味見してみたいですね。
2012年02月22日 19:49
末摘花さんは、ひと昔前の椎葉の人々のこと、
色々と御存じのようですね。
時代と共に、椎葉の人たちの暮らし振りは
変わってきていると思います。
焼き畑を守り続けるクニ子さんの生き方には
本当に学ぶことが沢山ありました。
2012年02月22日 20:00
ひまわりさん、ご訪問の上、色々と感じていただき
ありがとうございました。
山中を毎日見て回るお元気な足取りや働き振り、
穏やかな話しぶりには、クニ子さんが
87歳なんて忘れていました。
女は強い! 私たちもあやかりましょう
2012年02月27日 13:30
勇気をいただきました。
私も山で蕎麦を蒔いたことがあります。
2012年03月02日 16:59
ご訪問、ありがとうございます。
ハイジママさんも山で蕎麦を蒔かれたことが
あるのですね。
クニ子さんからは沢山の知恵や力をいただきました。
蕎麦がこんなに短期間で収穫できるとは、
種蒔きは楽しいですね。